定時制高校には何年で卒業できるの?
昨日のブログで定時制高校の1日について書きました。
記事をご覧になっていただいた方の中には
「1日の授業が4時限目までって少なくない?」
と思った方もいるはずです。
そうなんです。1日の事業数が少ないんです。
だって、中学では5時限目や6時限目までありましたよね?
そして皆さんがイメージする高校(≒全日制高校)も6時限目まであることが普通なんです。
定時制高校は日中働いて夜間に高校に通い勉強をする人が多いので1日の授業数が少ないのかもしれませんね。
「じゃあ、定時制高校の方が授業時間少なくてラクなんじゃない?」
と、思うかもしれません。
でも実は、定時制高校は卒業までに学校に通う年数が違うんです。
一般的にイメージする高校≒全日制は3年生で卒業します。
一方、定時制高校では多くの場合4年生まであります。
1日の授業時間数が少ない代わりに、全日制より一年多く通うってことですね。
とはいえ、最近は定時制高校でも単位制の高校があり、単位の取り方次第では3年で卒業もできます。もちろんその分一日の授業数は多くなります。
定時制高校の一日
定時制高校での一日ってどんな感じなのか?
今回は4月のある一日を見てみましょう。
ざっと、時間割は以下の通りです。
一つずつ見ていきましょう。
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~17:10 登校
定時制高校では、授業は夕方~夜に行われるところが多いです。
日中は仕事をして、その後学校に通う生徒が多いためです。
特に制服はないので(学校によるかもですが)、仕事先からそのまま登校する生徒も多いです。
※最近は日中も学べる3部制の定時制高校もあったりします。
登校するとまず上履きに履き替え、給食室に向かいます。
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17:15~17:40 給食
授業の前に腹ごしらえ。
これ、意外と知られてないのですが、定時制高校は給食が出ます!
しかも結構ちゃんとしたおいしい給食が出ます。
給食を終えたら、自分のロッカーから教科書やプリントなど授業に必要なものを取り出します。
※一人ひとつのロッカーが与えられています。
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17:45~21:00 授業
1時限目から4時限目まであります。
この日は
1時限目:国語総合
2時限目:数学1
3時限目:体育(保健)
4時限目:地理A
でした。
45分授業です。
4月は面談や健康診断などのイベントも多いです。4時限目まで授業がある日は5日間ぐらいです。
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21:00~21:45 部活動
部活に入っている場合は放課後に部活動に参加します。
全日制と同じぐらい部活の種類は豊富です。
ただし、生徒数が少ないのでどの部活も部員は数名程度です。
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~22:00 下校時
授業で使った教科書は自分のロッカーにしまいます。
いわゆる「おき勉」です。NGの高校もあるかと思いますが(僕が通っていた全日制高校はNGでした。)、この学校では忘れ物防止のために教科書は持ち帰るのではなくおいて帰ることになっています。
かなりザックリですが、一日の流れはこんな感じです。
今後、具体的な授業内容や学校行事についても書きたいと思います。
定時制高校って何?(その1)
「定時制高校」って聞いたことはあるけど、よくわからない。
という方も多いと思います。(僕も数ヶ月前までよくわっていませんでしたw)
今回から数回に渡って定時制高校とは何か?を紹介します。
なるべく文章を少なくコンパクトにまとめて、読みやすくしていきます。
さて本題。
まずは結論から!!
定時制高校とは
「普通に高校です!!!」
高校には、
・全日制
・定時制
・通信制
という3つのタイプがあります。
どのタイプの高校を卒業しても高校の卒業資格が得られます。
要するに、高校は高校。卒業資格が得られる点ではかわりはありません!!
ただ、授業の時間帯の違いや卒業までにかかる年数、通い方の違いなどがあります。
自分にあったタイプを選べばよいというだけの話なんです。
「って言われても、何がどうちがうの?自分にあったタイプって何?」
と思う方もいると思いますので、次回からちょっとずつ紹介していきますね。
ブロクをはじめました。
2020年3月2日(火)8時30分
都立高校入試の結果発表がありました。
自分は地域の学習支援教室にボランティアで参加しています。
担当している子が今年、都立の定時制高校を受験しました。
結果は・・・
無事「合格」です!!!(本当によかった)
今回、定時制高校受験に際し、情報収集を行いましたが、なかなか欲しい情報が見つからず苦労しました。
・受験勉強ってどうやって進めていけばいいの?
・どれくらいの学力が必要なの?
・受験科目は?
・面接はあるの?
などなど・・・
そもそも「定時制高校」って聞いたことはあるけど、よくわからない。からスタートした受験指導。
日々悩み、共に考え、一つ一つ乗り切ってきました。
そんな、経験談を記録として残していきたいと思います。
これから、定時制高校を受験してみたいと思う方の少しはお役に立てたらうれしいなと思います。